BooxMixというサービスがあります。最近(2019.12)にリリースされたばかりで、まだまだ無数の可能性を秘めた、しかしすでに読書好きのネットワークを豊かにする未来を感じさせる、おもしろいサービスです。
そんなサービスはひろがってほしいと思うので、今回はちょっと紹介してみたいと思います。以前に本に関するサイトの紹介もしていたので、その延長です。
BooxMixとは何か
「とは何か」を答えられるほど僕はBooMixのことを知り尽くしているわけではないので、あくまで私見を書いていきたいと思います。その時、「とは何か」に答えるために、1.何をするサービスなのか、2.どんな魅力があるのか、3.どのような可能性を秘めているのか、という視点で見ていこうと思います。
BooxMixはそもそも何をするサービスか
BooxMixは一言で表すと、自分で本のプレイリストを作るサービス、となります。
ユニークなプレイリスト
本は、どうしても堅苦しいイメージを持たれてしまう傾向があります。しかし、音楽について使われるプレイリスとという言葉で選書を表現することで、なんとなく敷居が下がる感じがします。
プレイリストには、タイトルが付けられているわけですが、BooxMixのプレイリストはユニークなタイトルのものが多い。
例えば、
「鉄道はどうなっていくのか考える本」・・・どうなっていくんでしょう。。。
「これから読もうと思っている本たち」・・・読んでないんかい。
「経済学部の1・2年生に送る入門書6選」・・・こういうのありがたいですよね。
もはや読んでいないものを選書するという暴挙に出る人までいますね(別に全くなじってません、むしろ面白いと思ってます)。
honto ブックツリーとの類似点と相違点
「hontoブックツリー」というサイトをご存知でしょうか。こちらのサイトも、あるタイトルのもとに選ばれた5冊を短い文章で紹介していくもので、BooxMixと似ているところがあります。
hontoブックツリーは数も豊富で、時には専門家による選書も行われるのが魅力です。しかし、こちらは選書を行うのが、クラウドワークスなどで雇われてからでないと書けないので(しかも匿名になります)、敷居も高いし、読み手としては、誰がどう選んだのか分からないので、親近感が湧きません。
一方、BooxMixでは、だれでも簡単にプレイリストが作れます。ツイッターとの連携があり、普段フォローしている人(してくれている人)にプレイリストを見てもらったり、逆に、フォロワーがどんな本を読んでいるのかも知ることができます。
まだ違う点(より根本的な相違点)はあるのですが、省略。とはいえ、BooxMixとhontoブックツリーの方向性がそもそも違うので、比較することにあまり意味はないかもしれません。ただ、参考までに。
ブックツリーについてはこちらも。
ブロガーのジレンマ
ブロガーのジレンマということですが、どういうことでしょう。
ブロガーは基本的に多くの人にサイトに訪れてもらおうと奮闘します。ですので、本について調べる人がどんな言葉を検索しやすいのかを考えて、その言葉をできるだけ盛り込んだ言葉でタイトルや文章を考えたりします。
すると、どうしても独自性に欠けてしまうところがあります(それはお前の力量次第だと言われればそれまでですが)。
ですが、BooxMixではもっと自由にタイトルを付け、文章を書けるので、純粋に楽しさがあります。そして、次に説明するように、作ったプレイリストをすぐにツイートできるので、多くの人に読んでもらうことができます。
BooxMixの魅力
ここが肝になるところでしょうか。BooxMixはtwitterとの連携が優れていて、そこが何よりの魅力になります。それに、シンプルな作りで、簡単にプレイリストを作成できるところも魅力です。
プレイリスト作成が簡単
プレイリストの作成はとても簡単にできます(手順は、後述します)。
タイトルを付けて、本を選んで、紹介文を書いて、終わったら本を追加して、、、。
こんな感じに、それぞれの作業が終わるごとに、次の作業へと自然に誘導してくれるので、レイアウトなどを考える必要もなく、パッと作れてしまいます。
Twitterとの連携が優れている
僕は、ココが何よりの魅力だと思います。
Twitterのアカウントでログイン
最後、プレイリストが完成したら、Twitterへの投稿をするかどうかの画面になります。そこで、投稿すれば、すぐに自分のツイートとして反映されます。
こんなことができるのも、そもそも、BooxMixではTwitterのアカウントを使ってBooxMixにログインすることができるからです。
投稿の表示が魅力的
そして、投稿されたツイートの表示がとても魅力的です。
殺伐としたツイートが流れる中で、BooxMixで作ったプレイリストがツイートとして流れると、思わず目が奪われてしまいます。
ちなみにこんな感じになります。
タイトルのとこがめっちゃプレイリスト感出てますよね。タイトルの文字も目立つので、いかに目を惹くタイトルを付けるのかが大事になってきます。
自動的にハッシュタグが表示
これまた魅力の一つで、ツイートされた投稿には、自動的にハッシュタグが付けられます。
読書好きや、読書垢の人たちが使う「読書」「読書好きとつながりたい」というハッシュタグが付いているので、読書好きにたくさん読んでもらうことができます。
読書好きの輪が広がっていきますね。
それまでの読書好きのつながりというのは、断片的で、緩やかなものでした。それが良い悪いではなく、僕としては、そういうものだったと思っています。
しかし、BooxMixが彼ら/彼女らの、そんな緩やかで断片的なつながりに、一本のしなやかな糸を通してくれるのだと、僕は思います。
BooxMix、その可能性の中心
タイトルちょっとカッコつけてみました(ただの柄谷行人のまね)。
見出しを1つ付けてはみたものの、一つ前の小見出しの最後に、BooxMixの可能性は言っちゃいました。
繰り返すようですが、ぼくはBooxMixは、新しい「繋がりの形」を提供してくれるのだと思います。
今後まだまだ進化していくと思いますので、期待が高まるばかりです。
では、次は実際にどうやってプレイリストを作っていくのかを見ていきましょう。まぁ正直なところ、手順を紹介するまでもなく簡単なのですが。。。いかに簡単なのかだけでも伝わればと思います。
BooxMixの使い方
魅力は十分に伝わったと思います。それでは、使い方を見ていきましょう。簡単ですので、まぁ、正直見なくてもいいです。(汗)
あ、ちなみに、パソコンでのやり方になります。すいません。まぁ、スマホでも基本的に一緒です。
ユーザー登録
まずはユーザー登録を行いましょう。
これまでさんざん「Twitterとの連携が素晴らしい」と言っているので、Twitterのアカウントを持っているならば、「Twitterで登録」で選ばない手はないです。
そういうことなので、ここでは、Twitterで登録した場合のやり方を見ていきます。
プロフィールの作成
次はプロフィールを作成しましょう。
こちらは「マイページ」です。ここから「プロフィールへ」をクリック(スマホなら、「タップ」。当然、以下省略)。
プロフィール画面はこんな感じです。お好きなように、自己紹介してください。終わったら、「保存」をして、マイページ(右上)へ戻ってください。
プレイリストの作成
では、ここからプレイリストを作っていきます。
マイページからスタート
マイページの下の方にスクロールしていくと、「プレイリストを作成する」というところがありますので、クリックまたはタップ(次は絶対省略する)。
タイトル、カテゴリー、概要を入力
実際に僕もプレイリストを作っていきます。今回は『贈与論』を読む前に読んでおきたい本を紹介しています(なぜこんなプレイリストなのかは、ちょっとした事情があります)。
で、まず「プレイリストのタイトル」を入力。次はテーマを決めるわけですが、次のようなテーマが用意されています。
今回は、『贈与論』を読もう、ということなので、「○○を理解するための本リスト」を選択します。
そして、今回のプレイリストの概要を書きます。で、書き終わったら、「本を追加する」をタップ(クリック。あ、ついに逆になっちゃたよ。なんだよ。もういいよ)。
本を検索
こんな画面になりますので、、、
追加したい本を検索。すると、こんな感じに出てきます。お目当ての本を「追加する」。
正直僕は、ココがどんな感じになるのか気になってました。Amazonの商品urlを追加するのかとも、なんとなく思っていたので、想像以上に簡単に本を追加できました。
それに、Amazonとかが出てくると、少し画面が騒がしくなるので、シンプルさの面でも、優れてますね。
本を追加しますと、先ほどのタイトル入力画面の下の方に、本が追加されていきます。本が追加出来たら、本の下の欄に紹介文を書いていきましょう。
書き終えたら、まだ追加する場合は、もう一度「本を追加する」をクリック&タップ。そして、目的の本を追加し終えたら、「完成」をタップ&クリック。
ツイートしよう
「完成」をしたら、次はこんな感じのページに。いい感じのカードが出来上がってますね。
で、もちろん「Twitterでシェア」しましょう。
以上が基本的な使い方です。写真が多くなったので、逆に煩雑にさせてしまった感はありますが、ほんとに簡単にできます。
どうです?興味が出ましたらこちらへどうぞ。
最後に
BooxMix、どうでしたか?魅力的でしょう?
僕は、多くの読書好きのTwitter住民がBooxMixを使う未来が楽しみです。そうなると、投稿するときに、カードの色とか自由に変えられたら素晴らしいですね。
プレイリストのデザイン性をもっと高めるという可能性も、まだまだあるかもしれません。楽しみです。