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【無料】古典が読めるサイト「青空文庫」を調べてみた

インターネット上に開設された電子図書館として知られる「青空文庫」。作者の没後50年を過ぎた作品の公開が行われている当サイトでは、夏目漱石や芥川龍之介、宮沢賢治などの名だたる文豪の作品を無料で楽しむことができます。はじめから読みたい古典があってサイトを訪れる人もいれば、青空文庫が公開している青空文庫アクセスランキングをみて読みたい古典を見つける人もいるでしょう。青空文庫にはまさに図書館を歩くような楽しさがありますよね。今回は、広く知られている青空文庫の魅力について簡単にまとめてみました。

青空文庫の魅力

インターネット上に開設されている電子図書館「青空文庫」には、誰もが簡単にアクセスすることができます。ページを開き、読みたい作品を探し、「いますぐXHTML版で読む」をクリックすれば、本当に「今すぐに」作品を読むことができるのです。読みたい時に、読みたい分だけ、すぐに読めるのは、青空文庫の大きな魅力の1つと言えるのではないでしょうか。オフラインで楽しみたい方の為にダウンロード機能も付いています(参考に『銀河鉄道の夜』のページURLを載せておきます。「図書カード」っていいですよね)。まだ利用したことのない方は、ぜひ使ってみてくださいね。

収録作品数15000点

電子図書館ということなので、収録作品数について調べてみました。公式サイトでは「収録作品数:15642(著作権なし:15320、著作権あり:322)」と記載があります。図書館というところで言えば、少し物足りない印象も受けますが、「著作権なし」の作品が15000点を超えていると聞くと、精力的に入力・校正作業を行ったのだと分かりますよね。

著作権なしの作品の中には既に絶版となっているものも多いですから、こうした活動のおかげで後世に引き継がれる作品もあるわけです。ある作品を探していて、出版物として見つけられない場合は「青空文庫で探してみる」のをおすすめします。意外とライブラリーにあったりするものです。

古典だけじゃない青空文庫

チラッと上の章でも出てきましたが、実は青空文庫には、著作権が消滅した文学作品と「インターネットを通じて読んでもらっても構わない」と著作権者が判断した作品の2種類が公開されています。前者は有名ですが、後者については知らなかった方も多いのではないでしょうか。普段は古典ばかり読んでいる方も、この機会にサイト内を散策してみると良い作品に出会えるかもしれません。

Kindleシリーズでダウンロード可能

Amazon.comが販売する電子書籍として有名なKindleシリーズでも、青空文庫の作品を楽しむことができます。通常インターネットにアクセスして作品を見ることのできる青空文庫ですが、Kindleを使えばオフラインでも作品を読めるのが特徴です。AmazonのECサイトの検索窓から「作品名」「作家名」などを入力して検索するだけで、通常の書籍候補のなかに「Kindle版」という項目が出てきます。項目が表示される古典作品があれば、Kindle本体端末のストアから無料ダウンロードが可能です。

もっと知りたい方はこちら

Kindleで読んでほしい古典

青空文庫の魅力を知った後は「実際に使ってみる」のが一番ですよね。これまで使ったことのない方はもちろん、面白い作品を探している方もKindleシリーズでぜひ探してみてください。「PC画面やスマートフォン画面で活字を読むのがつらい」という方も、Kindleの画面を見ればすぐにその虜になるはずです。紙の書籍を持ち運ぶ面倒を省き、かつ無料で作品を見られるわけですから、使ったら最後、もう手放せないですね。

トロッコ / 芥川龍之介

青空文庫の良いところは「短篇」といった短い作品も気軽に読めることです。短篇の名手として知られる芥川龍之介の作品は、そのほとんどが短篇作品となっています。したがってページ数も他の長編作品と比べて少ないですから、出版物として提供するには「他の短篇作品とくっつける」しか方法がないわけです。

経験された方も多いとは思いますが、読みたい作品が、ある文庫本に収録された作品群のうち数個しかなかった、ということも少なくありませんよね。せっかく読めたのに、ちょっとだけ損した気分に。ところが青空文庫なら、作品を1つ1つダウンロードできるので、芥川龍之介の作品も気兼ねなく読み進めることができるのです。

この「トロッコ」という作品も短いストーリーとなっているため、青空文庫で読むとお得感があります。もちろんお得だからという理由でおすすめしているわけではなく、短いストーリーの中に、人間誰もが経験したことのある記憶の断片がきれいに保存されているからなんです。幼い時期に感じることのできた「世界」の大きさ、その「世界」から一時だけ飛び出したいと思う冒険心、実行にうつして得られた達成感と喜びの側で、徐々に姿をあらわす焦燥と不安。芥川作品の中でも、特に生き生きとした情景が浮かんでくる作品です。

檸檬 / 梶井基次郎

書店などでは黄色いブックカバーが貼られていることが多い梶井基次郎の『檸檬』。この作品も梶井基次郎らしく短い物語で、広く知られている作品の1つではありますが、いつでも読める場所に置いておきたい作品の1つです。Kindle端末に一度入れてしまえば、どこにでも持ち運ぶことができますし、『檸檬』がもつ独特の「緊張感」や「倦怠感」のようなものを手軽に感じることができます。ちょっとだけセンチメンタルな気分になりたい日におすすめの作品ですね。

奥間巡査 / 池宮城積宝

あまり知られていない作品だとは思いますが、こちらも青空文庫で読んでほしいと思う作品の1つです。「読書メーター」などでもほとんどレビューがない作品ではありますが、戦前の沖縄の状況を現在に伝えるものとして研究が進められています。当時の沖縄で「奥間巡査」(いわゆる警察官)がどのような待遇を受け、またいかにしてエクリチュール(社会的に規定された言葉の使い方)を選択していったのか、その様子が生々しく描かれているのが特徴です。

まとめ

最後にKindleで読んでほしい古典について、少しだけ紹介しました。名作もあれば、あまり知られていない作品もありましたよね。青空文庫の存在を既に知っていた方も、この機会に「青空文庫だからこそ」読める作品を探してみてはいかがでしょうか。

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