【3分de用語】。今回は「ドメイン」について解説していきます。いろんなサイトで詳しく紹介されていますが、【3分de用語】では、「ドメイン」についてぎゅっと凝縮した内容をお届けします。
よく、「ドメインを取得する」などの言葉を目にします。ブログなどを始めようとしている人や、始めたばかりの人も、聞いたことはあっても、実はよく意味が分かっていないという人もいるのではないでしょうか。
「ドメイン」はURLの中にある
さて、まずは「ドメイン」が何のことを指すのか、そこから見ていきましょう。下の写真を見てください。
どんなサイトでも必ずある、赤い枠で囲んだところが「ドメイン」と関わってくるところです。この部分は、いわゆるURL( Uniform Resource Locator= 統一資源位置指定子 )というものです。
このURLは、無限に広がるインターネットという世界の中で、サイトなどの住所を指し示すものです。その特性から、「ホームページアドレス」とも呼ばれます。(「アドレス(address)」とは、日本語で「住所」を意味します。)
「ドメイン」は、そんなURLの中に存在するのです。URLはいくつかのパーツでできていて、おおそよ次のように構成されます。
URL=プロトコル://ドメイン名/ファイル名
つまり、「.com」の付いている部分が「ドメイン」と呼ばれるものになります。「.com」のほかにも、「.net」「.jp」などがあります。これも重要ですが、趣旨とは違うので今回は省略します。
「ドメイン」の役割
では、「ドメイン」の場所が分かったら、今度はその役割を見ていきましょう。
「ドメイン」について知りたくてこの記事を読んでる人の多くは、「ドメイン取得する」、という言葉を目にしたことがあるかもしれません。ブログなどを開設するとき、「ドメインを取得」するということは、非常に重要なのです。なぜでしょう。
住所が無ければあなたは誰にも認知されない
日本には、もっというと世界には、住所を持たない人がたくさんいます。住所を持たないとどうなるか。住所を持たないと、データ上その社会にとって存在しない人になります。社会に認知されないのです。
ネット上でもおなじこと。
ネット上でURL(つまり、住所)を持っていなければ、そのホームページやサイトは、存在しないものと同じです(というより、存在していません)。であれば、URLが無ければだれに読まれることもありません。
「ドメイン」こそがURLの心臓
「ドメイン」を解説した多くのサイトで、「ドメインはネット上の住所」と書いています。その通りなのです。
しかし、私は先に、「URLはネット上の住所」と説明しました。じゃぁ、どっちが正しいのでしょうか。
私は、どちらも正しいと思います。ですが、やはり「ドメイン」と「URL」は違うものを指し示しています。だから、私は次のように言いたいと思います。
「ドメイン」は、ネット上の住所であるURLの「心臓部」である。
URL全体において、「ドメイン名」だけは、ネット上で2つと同じものはありません。URLの一部である「http://」などは、無数に存在しますが、「ドメイン名」はサイトを運営する人しか持てないものなのです。
だからこそ「ドメイン」は、URLの「心臓部」なのです。であれば、「ドメインはネット上の住所である」といってもほとんど間違えは無いと言っていいでしょう。「ドメイン」は住所であるURLを、他と差異化する役割を持っているのです。
最後に
・URLはネット上の住所のこと
・「ドメイン」は、URLの「心臓部」
今回は、「ドメイン」の場所と、その役割をピンポイントで解説してきました。しかし、「ドメイン」を深く理解するためにはこれだけでは足りません。ここで、基礎をしっかり押さえたら、ステップアップしていきましょう。